あの頃K-POP!? STAYCの新曲が刺さった件『BEBE』

STAYC

こんにちは、SENOです!

ある日、私はある曲を聴きながら脳内が10数年前にタイムスリップしました。

この感じ、なんか覚えてるぞ、、そ、そうか、、あの頃K-POPだ!!

でもなんでそう思うんだろう?

それでは、懐古にお付き合いください。

新曲『BEBE』/ STAYC

2020年にデビューして以来、K-POPを受け継ぐグループとして(一部?)話題になってきたSTAYCさん。

まさにK-POPガールズグループの戦国時代に突入した時期に、「ティーンフレッシュ(TEENFRESH)」(10代の堂々とした魅力とフレッシュな感性を融合させたスタイル)という独自のジャンルを確立し、その存在感を示しました。

代表曲には、『ASAP』(2021)、『STEREOTYPE』(2021)、『RUN2U』(2022)などがあり、耳に残るサウンドが特徴ですよね。

2023年にリリースした『Teddy Bear』は韓国の音楽番組で7冠を獲得するなど、その独自の音楽スタイルは着実に人気の輪を広げています。

そんなSTAYCさんが、いよいよ、本当にあの頃を彷彿させる楽曲を出しました。

そんなSTAYCの新曲『BEBE』は、彼女たちの音楽的進化を象徴する楽曲であり、これまでの「ティーンフレッシュ」なイメージから脱却し、より成熟したサウンドとメッセージ性を持つ作品となっています。

『BEBE』は、ディスコポップエレクトロニックの要素を融合させたダンサブルなトラックで、バウンシーなビートと中毒性のあるリズムが特徴です。

歌詞には「自分らしさを隠すのは疲れる」「私は私らしく生きる」といった自己肯定感個性の尊重が込められており、現代の若者たちの共感を呼んでいます。  

あの頃、どの頃?

説明が遅くなりました。

私が先ほどから言っているあの頃というのは、現在一般的に言われている”第2世代”(2007〜2012年ごろ)の頃です。(以下主に主観です)

詳しくは後日書こうと思いますが、その時代のK-POPを表すとしたら、「音ゲー」という表現も一つ当てはまるのではないかと思います。

音ゲーは、音のゲームの略です。

つまり電子音のサウンドを、いかにかっこよく聞いてて楽しく耳に残るように作れるか、という世界=ゲームだったのかなと考えます。

例えば、少女時代さんの『Gee』(2009)

2NE1さんの『FIRE』(2010)

T-ARAさんの『Roly Poly』(2011)

などなど。

聞いてて楽しくて、一度聞くとなんとなく耳に残ってしまう、そしてパフォーマンスも記憶に残りやすいという特徴が見受けられるかと思います。

STAYCさんはこのようなK-POPの感じを受け継いでいると感じていました。

そして今回の新曲は、よりこの頃のK-POPを思わず思い出してしまう楽曲です。

なぜ第2世代K-POPを彷彿させるのだろう

いよいよ今回の本題です。

なんでこの楽曲は第2世代の楽曲を彷彿させるのか、考えてみました。
(筆者は音楽専門ではないのでただのK-POPが好きな人の感想です)

『BEBE』を聞く

まず曲の出だしがもう懐かしい感じなんですよね。

f(x)さんを感じるというか、ちょっとこう、ディスコ風な感じですかね。
「あ、ダンスフロアが見える」みたいな。

ラップのテンポやメロディーラインは現代っぽいです。かっこいい。

サビ前に“STAYC girls,  it’s going down”がくるのもいいです。

で、サビです。

後ろのサウンド、これがもう第2世代の音というか、
サビの後半からシンセサイザー?のようなサウンドが入ってきます。

ここでさらに盛り上がりに拍車をかけます。

さらに歌詞に”ay, ay,…”というパートがあるのですが、これももう第2世代っぽいです。
(先ほど貼ったの『FIRE』みたいな)

『BEBE』を見る

映像のテイストは現代風ですが、要所要所にクラブカルチャーを想起させる要素があります。

もちろんどれも現代風ですが、タイトなミニスカートにロングブーツなどのファッションや、複数の原色が使用される色使いなどが、昔のクラブカルチャーを想起させます。

第2世代のMVが、ストーリーやクールさより、瞬間的なインパクトを重視していたと思いますので、その点も『BEBE』が第2世代の要素を持っていると感じます。

第3世代との比較

この世代分けは結構最近の考え方なのですが、用いると分かりやすいので引き続き使用します。

初めて聞いた時「懐かしい」と思った時に、直感で第2世代を思いつきました。

なんで第3世代(2012〜2018年ごろ)ではなかったのか、少し考えてみます。

第3世代の代表グループとしては、TWICEさん、BLACK PINKさん、Red Velvetさんなどが挙げられます。

第3世代の音楽性は、構成が複雑でジャンルもミックスされるような曲が多い印象です。

これは洋楽のヒップホップやEDMの影響を強く受けているからだと考えられます。

この時代に、K-POPは洋楽のようなクールさや強さを表現する曲に流行が流れたと考えられます。

しかし、『BEBE』はもう少しキャッチー軽快さがあります。

クラブ・ディスコ風のサウンドでもあることから、より明快な第2世代の方が近しい印象の楽曲なのかなと考えられます。

MVも、第3世代ではグループコンセプトを表現するストーリー(EXOさんの超能力など)なども流行りました。

舞台セットも、家の部屋、学校、屋外など日常のシーンのMVも増えたように感じます。

第2世代はポップカルチャーを重視した、インパクト第一のファッションや色使い、セット構成をしたりします。

撮影もスタジオに派手なステージセットを組んで、ストーリー性よりかはダンスや個人カットで構成されたMVもありました。

これは印象論ですので、例外はたくさんあるのですが、『BEBE』のMVの印象は第2世代のものに近かったかなと考えたようです。

世間では

専門的な意見

音楽レビューサイト「The Bias List」は、『BEBE』の高揚感のあるビートとエネルギッシュさが、KARAさんの2014年の楽曲『Mamma Mia』を思い起こさせると述べています。

KARAさんは第2世代ですがリリースされた2014年は第3世代の時期。
第2世代の音楽性を新しい時代い適応させていく過程の時期の曲という点が、今回の『BEBE』が第2世代を受け継いでいる点と重なる部分があります。

ファンの声

SNS上でファンの間では「POPPY」と「RUN2U」をミックスしたような印象を持つという意見があり、STAYCさんの過去の楽曲とのつながりを感じさせてるといった声がありました。

軽快なサウンドとキャッチーでクールなメロディーなどでしょうか。

『BEBE』の評価

このように、『BEBE』は第2世代K-POPの要素を現代的に再解釈した楽曲として、音楽評論家やファンから注目を集めています。

中には『BEBE』は、第3世代のトレンドを一度リセットし、あえて”古くて新しい”を狙った差別化戦略ともいえる曲という評価もあります。

『BEBE』は、これまでの「ティーンフレッシュ」なイメージから脱却し、より成熟したサウンドとメッセージ性を持つ作品となっています。 

その中で、第2世代K-POPのエッセンスを取り入れることで、新旧の魅力を融合させた楽曲に仕上がっています。

この曲は、彼女たちの音楽的な成長と変化を象徴する楽曲であり、第2世代のK-POPの魅力を現代に再解釈した作品という声もあります。

総括

ディスコ風で軽快でキャッチーな曲調が、第2世代K-POPを想起させているのではないかということが分かりました。

また、曲だけではなく、MVからも、あの頃を感じとれる要素があることも分かりました。

そして私個人だけでなく、世間でも同じような声があり、思ったよりも多くの人が新旧の魅力を融合させた楽曲として楽しんでいるのかなと思います。

これまでの「ティーンフレッシュ」なイメージから脱却した、彼女たちの音楽的な成長と変化を象徴する楽曲であり、第2世代のK-POPの魅力を現代に再解釈した作品という声もありました。

あとがき

多角的に『BEBE』という曲のことについて書いてみました。

音楽の専門家ではないですが、直感的に感じた第2世代との繋がりは、少し解像度を高めることができたのではないでしょうか。

まあしかし、いくら第2世代を感じたとしても、この曲は立派な今の音楽だなと思います。

だからこそこの曲は、K-POPを受け継いでいると評価されるSTAYCさんがそのイメージのままに、現代にあの頃のK-POPを蘇らせたということに意味が大きいと思います。

これからもどんな姿を見せてくれるのか楽しみですね!

ここまで、筆者の懐古にお付き合いいただきありがとうございました!

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