K-POP界が激震したあの日、世界に放たれた名曲、、
『HOME SWEET HOME(feat.TAEYANG & DAESUNG)』from G-DRAGON!!!
今回はそのダンスのお話を書いていこうと思います!!
超伝説級『HOME SWEET HOME』in MAMA AWARDS 2024
2024年11月23日、京セラドームで開催されたMAMA AWARDS 2024、9年振りに出演したジヨン(G-DRAGON)さんは、またしても歴史に残るパフォーマンスを見せてくれました。
それが、その前日に電撃リリースした新曲『HOME SWEET HOME(feat.TAEYANG & DAESUNG)』の披露、そして曲中にBIGBANGさんのメンバーのテヤンさんとテソンさんがサプライズ登場する最高の演出!
鳥肌を超えて鳥になるかと思いました。(このリアクションはまたいつか)
MAMAの映像が公開されるとサビのダンスが大バズり!
そうです。振付がなくてもつい体が動いてしまうほどの洗礼されたサウンド、アップテンポの曲調なのに、そのサビに振付があればダンサーが飛びつかないわけがありませんよね。
公開されたMAMAの公式映像では細かく振付が確認できないのに、みんなどうやってフリを仕入れたのか?すぐにカバーダンス動画がアップされていきました。
その動画を参考に、筆者も振り入れさせていただいたり、、(感謝)
とにかく、K-POPが好きで、ダンスも好きな人たちは、少しでも踊ってみたいと思ったのではないでしょうか。
今回は、そんな『HOME SWEET HOME』のサビのダンスの話を通して、踊る時の「体の使い方」について書いてみたいと思います!
ダンスの話
「体の使い方」を意識しよう!
今回の振付は、全体的にダイナミックで、全身を大きく動かす動きが多いです。
そして一つ一つの動きが自然な動きで繋がっています。
なので、踊り出したら、曲のリズムに合わせて最後まで流れるように続いていく、そこが踊ってて楽しい、気持ちのいい理由だと思います。
この流れるようなダンスをするために非常に重要だと思うのが「体の使い方」です。
もう少しキーワードを入れてみるとしたら、今回は体重移動・重心移動かなと思います。
体重移動や重心移動が上手くいかないと、力ずくでそれっぽくしたり、無理矢理に身体を動かすことになります。
踊ってみると比較的テンポの早い曲だという印象を受けますので、曲に追いつこうとしてこのような状態になる可能性が高いです。
そうすると、この振付の綺麗な体の流れで踊ることができずに、このダンスの楽しさを損なってしまう可能性が大きいかなと思います。
ぜひ、体重移動・重心移動を上手く使って、綺麗な流れで踊ってみましょう!
体重移動・重心移動とは?
※体重移動・重心移動ってなに?という話は、以下のブログが詳しく分かりやすく書いてくださっていますので、参考にしてみてください。

さて、この体重移動・重心移動などの体の使い方。
恐らく、無意識のうちにやっています。
日常で言えば、歩行は体重移動、電車で立って乗っている時に急ブレーキで体がよろめくのは重心移動です。
どちらの経験もあると思うので、体はその感覚を知っています。ですが、それぞれの時、自分がどう身体を使うかなど考えてはいません。自然に行っているものです。
ですので、厳密には体重移動・重心移動は異なる体の使い方ですが、今回の意図はどちらも体が自然な動きをするための体の使い方という点が共通なので、まとめて「体の使い方」と言うことにします。
いい「体の使い方」を見分ける力
いい体の使い方ができている時は、自然に体が動いている感覚があります。
「体の使い方」で重要なのはこの体感です。
ある先生が「センスとは良し悪しを見分ける力」とおっしゃっていました。
ある動きが良いのか悪いのかを体感から見分ける力、センスを磨いていきましょう。
これはもう、トライアンドエラー、そして”あの”練習量です。
①まずは実際に動いてみる
②その動きをした体感が、自然か、不自然かを認識する
→【自然】だと思ったら、繰り返し練習して体に慣らす
→【不自然】に感じたら、体の使い方が間違っている可能性あり。原因を探すために①に戻る
振付の練習はこれの繰り返しですね。
そして”あの”練習量のあのについてですが、
これはダンスの基礎ステップです。
ダンスの基礎ステップは、何らかの基本的な体の使い方の要素が入っています。
この基礎のステップの、知っている種類の量と練習した量が増えることで、勝手に自然な体の動きが染み付いていきます。
多くの場合、振付はその応用で作られていますので、振付だけではなくダンスの基礎ステップの練習も取り組んでみてください。
おそらく、なにこれ??という振付に出会いますので、そしたらラッキーと思って新しい動き方を学んでください!
こうして判断材料が増えていくことで、動きの良し悪しを考える引き出しが増えていく、センスが磨かれていくと思います。
頭で考えてしまう人へ
先ほど書いたように、人は自然にこの体の使い方をしているのですが、ダンスになるとなんか頭で考えちゃってなんとなくでできないという人が一定数いるのではないでしょうか。(私は割とこれです。。)
その方達は、恐らく正解を求めてしまう人だと思います。
ここで大切なのは、あるダンスの動きをする時に、似ている動きであっても全員が同じ体の使い方をしているわけではないということです。
動画をお借りして見てみましょう。
(正誤について論じる意図はございません。あくまで体の使い方の参考のために引用させていただきます)
まずはみて見てみてください!
(お二人ともとても魅力的で、自分が練習していた時によく参考にさせていただきました。)
いかがでしたか?
実はサビ最初のカウント1→カウント2の体の使い方が異なります。
(※最初の振付は左足が着地します)
一つ目の動画の方。
カウント1で足を前に出してその着地した足に体重を載せます。
カウント2では、出した足を引きながら身体も後ろに戻り、逆足は前方にキックするという流れです。
体重がカウント1で前にのり、カウント2で後ろにのります。
二つ目の動画の方。
カウント1では右足を後ろにキックし、カウント2では右足は前方にキックします。
逆に左足はその場からほとんど動きません。
カウント1で身体を前のめりにすることで、後方へ伸ばした足とのバランスをとり、カウント2で身体を後ろに倒して、前方にキックした足とのバランスをとっています。
このように、似ていても、体の使い方が異なっている場合があるのです。
つまり、似たような動きでも、複数の方法の「体の使い方」で解釈される振付があるということです。
話を戻しますが、正解を求める方の悩みの中に、ある動きをしてみた時に、その動きが自然な動きであっても参考動画などと違うように見える場合があるのではないでしょうか。
その場合は似ていても異なる体の使い方になっている可能性があります。
その場合に別の引き出しを開けると、違和感が解決されたり、その曲によりふさわしい動きになったりするかもしれません。
ですので、その前提も踏まえて、トライアンドエラー、基礎ステップの練習をしてみてはいかがでしょうか。
総括
長くなりましたが、『HOME SWEET HOME』の振付は「体の使い方」が重要なのではないかというテーマで書いてきました。
いい「体の使い方」とは、踊ってて「自分の体が自然な動きで繋がっている体感」がある動きができている状態です。
不自然に感じたら、何か体の使い方を間違えている可能性が高いので、自然な動きをしている体感が得られるようにトライアンドエラーをしてください。
また、ダンスの基礎ステップは、基本的な体の使い方を習得できる動きなので、それも合わせて練習してみてください。
振付によっては、色んな体の使い方で似たような動きを再現できるものがあります。
体の使い方には唯一の正解はない、という考えを頭の片隅に置いておいてみてください。
あとがき
『HOME SWEET HOME』は、世界中の人がそのダンスを楽しむ曲になっていると思います。
ダンス動画と呼べるものがなく、色んな公演などの動画から振付を拾って覚えている方がほとんどなのではないでしょうか。
それもあり、各個人が、自分の解釈でその曲を踊りたいように踊ることができるという、”ダンスを楽しむ”という点に特化してきたのかもしれません。
体の使い方など書いてはみましたが、その目標は楽しく踊ることです。
難しいことはあくまで参考程度に、何よりもこのサウンドに合わせて楽しむ気持ちを忘れずに踊って欲しいと思います!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
